12月22日 新型インフルエンザ対策費

2009年度予算編成における「重要課題推進枠(3330億円)」の配分が決定された。社会保障費に最多の775億円、医師確保対策・緊急医療対策に304億円、発生すれば悲劇的な状況が懸念される新型インフルエンザ対策には69億円が計上されている。
新型インフルエンザ対策費はプレパンデミックワクチン原液の備蓄のため等の経費とのこと。当然のことながら、発生するかもしれない新型インフルエンザに有効と確認されたワクチンが現時点で存在しているわけではない。ワクチンの開発・製造・接種のスピードが勝負となる。万全の体制整備を求めたい。
厚生労働省が予算要求していたプレパンデミックワクチン150万人の接種費と準備費55億円は、当初内示では30万人分の準備費1億5000万円となっている。