9月21日 29年度概算医療費は42.2兆円、28年度国民医療費は前年度比マイナスの42.1兆円


厚生労働省から医療に関する統計情報が示されました。少子高齢化の進捗を受け、社会保障費に対する財政規律が声高に叫ばれる中、医療保険は、薬業界は、厳しい環境下にあることが・・・。
 29年度概算医療費は42.2兆円と前年度比0.9兆円、2.3%の伸び。前年度は大幅な薬価引き下げ等もあり0.4%のマイナス成長でしたので、平年並みの動向に戻ったと言うことでしょう。調剤は7.7兆円、2.9%の伸びですが、前年度はマイナス4.8%と大幅な落ち込みでしたので27年度の7.9兆円には届いていません。30年度の調剤報酬改定、薬価改定も非常に厳しいものがありましたので、本年度の動向も先行き不透明でしょうか?。
 29年度調剤医療費(電算処理分)によると、伸び率は3.1%、7兆6664億円。前年度マイナス4.9%でしたのでほんの少しだけ回復です。内訳は技術料1兆9122億円(伸び率3.4%)、薬剤料5兆7413億円(伸び率2.9%)、薬剤料のうち、後発医薬品は1兆92億円(伸び率16.9%)。1枚あたりの調剤医療費は1.9%増の9187円、こちらも前年度マイナス5.6%でしたので、わずかに雀の涙程度の復調でしょうか。
 28年度国民医療費は高齢化の進展にもかかわらず前年度比マイナスを記録しました。久方ぶりのことです。28年4月実施の医療費改定、特に薬価改定が厳しかったことがその要因とされています。医療費総額は42兆1381億円と前年度比マイナス0.5%、一人当たり医療費は33万2千円でした。薬局調剤医療費は7兆5867億円、前年度比マイナス5.0%と大幅に低下。医科プラス0.3%、歯科プラス1.0%と比較しても明らかなように、調剤報酬改定、薬価改定等がいかに厳しかったことかが数字に示されています。
 28年度薬事工業生産動態統計によると、28年度の医薬品生産金額は6兆6238億6千万円(前年度比マイナス1.8%)うち医療用医薬品は5兆8713億73百万円(前年度マイナス2.1%)、輸入金額もマイナス1.9%の3兆9454億56百万円。輸入金額が前年度比マイナスを記録したのは何年ぶり?。

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