藤井もとゆきの目指すもの

私の専門分野は「薬学」であり、薬剤師です。自分の人生において何ができるのか。青春時代、私は、自分の生涯の道として「薬学」の道を選びました。優れた新薬を開発して、日本中の、いや世界中の病気に悩む人々を救ってあげたい。それが、その理由でした。

私の人生の指標となる、石館守三先生という、第19代日本薬剤師会長を務められた薬学者がおられます。先生は、第二次世界大戦のさ中、敵国米国で、プロミンという薬剤がハンセン氏病に効果を示すとの研究論文が発表されたことを聞き、中立国スイス、そしてドイツを経由して文献を入手、終戦の直後に、その合成法を確立されました。このプロミンは、ハンセン氏病を不治の病から、完全治療可能な病気へと変えました。1996年4月、国会で「らい予防法」の廃止が決まった3ヵ月後、石館先生は天に召されました。まさに、私の描く夢を、身をもって実現された薬学、薬剤師の大先達です。

私は、平成13年から平成19年、参議院議員を務めさせていただきました。そして、平成22年7月、3年ぶりに国政に復帰いたしました。私は、薬学を専門とし、かつ医療人たる薬剤師であることを基盤として、医療、薬事、食品安全、そして医療保険、年金、福祉等、国民生活の安心安全を支える社会保障政策に全力を集中して活動して参る所存です。

国民皆保険、国民皆年金を揺るぎない制度に

国民皆保険制度、国民年金制度など、わが国の社会保障制度は、世界でも最も優れた制度と評価されています。しかし、その社会保障制度が、少子高齢化の急速な進展によって揺らいでいます。この世界に誇る社会保障制度をゆるぎないものに確立しなければなりません。

医療の質の向上と薬害の根絶

医療における薬剤の役割は大変に大きなものでありますが、薬物治療の一層の向上のためには、医薬品の適正な効果的な使用、薬害の防止など安全の確保が不可欠です。そのためには、医薬分業の更なる推進、そして、生産、流通、市販後安全確保、小売の基盤の強化や、これらに携わる人々の働く環境の整備を進めなければなりません。

また、今日の医療においては、“チーム”医療が不可欠です。コメデイカル、パラメデイカルという言葉がありますが、全ての医療従事者が誇りをもって、それぞれの職能を十二分に発揮できるよう、環境整備が必要です。

日本発の優れた新薬を世界の人々に

アルツハイマー、認知症、がん、そして種々の難病を克服するためには、優れた医薬品の開発研究の促進が不可欠です。同時に新薬開発は、小資源国日本の経済を支える期待の産業分野でもあります。諸外国では、ライフサイエンスは国策として推進されています。わが国においても、国策として医薬品開発研究を強力に推進、支援しなければなりません。

バリアフリーの推進で誰もがハツラツ

真に健康な長寿者社会とは、老人も、障害のある方も、男性も、女性も全ての人々が、社会で活躍し、共生できる社会です。そのためには、介護、保育などの人材確保や社会福祉施設の充実など、ハード、ソフト両面からの整備を一層進め、バリアフリー社会を構築しなければなりません。

セルフメデイケーションで健康長寿社会づくり

高齢化が急速に進んでいます。その高齢社会を“健康長寿社会”とするためには、国民の健康意識の更なる向上を図り、また一般用医薬品の振興等の国民のセルフメディケーション、様々な健康保持活動に対する支援が必要です。

食品の安全を守る

平成16年、頻発した食品安全問題を機に、食品安全法が制定され、また食品衛生法の大改革が行われました。が、なお、中国産輸入食品の安全問題など食品の安全を脅かす事例が後を絶ちません。食品に対する不安は、そのまま国民生活の不安です。食生活がますます多様化してゆくなかで、食の安全政策は、常に見直され、強化していかなければなりません。

薬物乱用の撲滅

今、わが国は第三次薬物乱用期にあると言われています。わが国では過去2回にわたる大きな薬物乱用期を経験しています。一国を滅亡に追いやる薬物乱用は、いったんは収束したように見えても、すぐまた頭をもたげ、人々を蝕むのです。薬物乱用の撲滅を国防政策としてとらえ、一層の強化を図らなくてはなりません。