感染症法の改正について


 第47回日本薬剤師会学術大会は、10月12日、13日の2日間、山形市内の5会場で6000人を超える参加者を迎えて盛大に開催されました。私は文部科学副大臣として文科省を代表し、お祝いのご挨拶をさせていただきました。日本列島を縦断した台風19号の影響も心配されましたが、開催期間中は好天に恵まれ無事に終了しました。西日本方面にお帰りになる先生方には、暴風雨の影響による鉄道ダイヤの乱れや飛行機の運休など、足の確保にご苦労されたのではないかと心配しています。
 さて、9月29日に召集された第187回臨時国会は、同日午後の衆参両院の本会議において安倍首相の所信表明演説が行われ、本国会を地方創生国会と位置付け、若者が将来に夢や希望を持てる地方の創生に向けて力強いスタートを切ることを表明し、11月30日の会期末まで63日間に亘る論戦がスタートしました。今月の10日と14日には、衆議院文部科学委員会及び参議院文教科学委員会とそれぞれ開かれ、下村大臣とともに副大臣として初めての委員会審議に臨みました。
 医療分野の関連では、感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の改正案が14日に閣議決定され、今国会に提案されました。
 西アフリカのギニア、リベリア及びシエラレオネ等を中心にエボラ出血熱の流行が衰えることなく拡大が続いています。WHOの調査では、感染患者は疑いの例も含めて9,000名を超え、死亡者は約4、500人を数えるとしています。ここにきて、スペイン、米国とアフリカ以外での発症が報告され、それぞれの政府は感染拡大の防止に最大限の努力を重ねています。幸い日本での発生報告は無いものの、検疫体制の強化や万一に備えた医療供給整備体制の再確認など、発症防止に努めています。
 また、今年の8月には海外渡航歴のない人でのデング熱患者の国内発症が、60年以上振りに確認されるなど、感染症の驚異を痛感させられる事態となっています。いつの時代になっても、人類と細菌・ウイルス等との戦いは終わることはありません。改めて、ワクチン等による感染予防の大切さ、感染症治療薬の開発の必要性を認識せざるをえません。
 今般の感染症法の改正では、政令により暫定的に二類感染症として取り扱われている鳥インフルインザ(H7N9)及び中東呼吸器症候群(MERS)を二類感染症に位置付けること。都道府県知事は、全ての感染症の患者や医療機関に対して、検体の提出に応じるよう要請できること等が規定されています。デング熱などの昨今の感染症発生の状況を踏まえたものとなっています。

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