第181回臨時国会が始まる

 10月29日、第181回臨時国会が開会され、11月30日までの33日間を会期としています。衆議院においては野田総理の所信表明演説が行われましたが、参議院においては所信表明演説が行われないという異例な展開で幕を開けました。このような状況になったのは、通常国会の終盤に総理に対する問責決議が可決されたことによるものです。
 今臨時国会において、私は1年ぶりに厚生労働委員会に戻らせていただきました。昨年の臨時国会から、ODA特別委員会の委員長、財政金融委員会の委員を務めさせていただき、ODA関係の国連関係者との意見交換、社会保障と税の一体改革についての国会質問、また質問主意書により政府の対応方針を質すなどの活動を続けてまいりました。今後は、厚生労働委員会委員のほか、行政監視委員会委員、国民生活・経済・社会保障に関する調査会の筆頭理事として活動してまいることとなりましたので、引き続きのご支援をお願いいたします。一方、自民党においては広報本部の副本部長と新聞出版局長という役職を勤めることになりました。機関誌「自由民主」の発行にかかわることになりますので、「自由民主」をご覧になる際に、是非私のことを思い浮かべていただければ幸いです。
 ところで最近、脱法ハーブによる事故の発生が社会問題となっています。11月9日の朝開かれた自民党の厚生労働部会・薬事に関する小委員会合同会議では、麻薬取締官(員)に指定薬物の取り締まりを行えるようにすること、疑いのある物品の収去権限を職員に付与することを目的として麻薬・向精神薬取締法及び薬事法を改正するというものです。公明党議員からの提案による議員立法として今国会での成立を目指すことになります。ドラッグフリーの社会実現のため、これからもがんばりたいと思います。
 国会においては、特例公債法案等の重要法案の成立にめどが立ち、「近いうちの解散」が年内に行われるのではないかと現実味を帯びてきました。現政権への支持率も急落しており、政権奪還に向けての動きが活発化することになります。