新・亡国のドラッグ

平成10年頃に端を発する、第3次薬物乱用期は、10年以上を経た今日においてもなお持続し、今、その真っ只中にある。2人の有名タレントが相次いで犯した薬物事犯は、彼らが若者にとって憧れの存在、スーパーアイドルであるだけに、青少年世代に与えるその影響は大きい。

若者の未来を奪い、社会を荒廃させ、やがて国を滅ぼす麻薬、覚せい剤、違法ドラッグの不正使用、不正取引の実態と規制の過去と現状を顧み、その根絶を目指して、本書は稿を進める。(プロローグより)