3月19日 クロマグロ禁輸回避

大西洋クロマグロの禁輸を検討中のワシントン条約締結国会議は、18日の委員会で国際取引の禁止を求めるモナコ案と禁輸まで1年間の猶予期間をおくとしたEU案を共に否決しました(モナコ案;賛成20-反対68-棄権30、EU案;賛成43-反対72-棄権14)。本会議での採択も見送りの方向となり、懸念されていたクロマグロの禁輸は回避されることとなりそうです。
08年の大西洋クロマグロの日本への供給量は約2万トン、日本で出回るクロマグロの約半分を占めるそうです。マグロ好きには一安心ですが、今後禁輸を求める動きが皆無になるとは考えられません。動植物保護と食資源確保共存のための施策の充実・強化が必須でしょう。