12月21日 医療費改定(その4)
正午開催された自民党厚生労働部会の激励を受け、厚生労働大臣は財務大臣との大臣折衝へ。夕刻明らかにされた折衝結果の大要は次の通りです。調剤一人負けとの事前予測は、関係者の真摯な努力の結果、かなり緩和されたとみてよいのではないでしょうか。
(1)診療報酬本体はプラス0.49%。医科は0.56%、調剤は0.17%。(医科:調剤は1:0.3が守られたことになります。)
(2)薬価はマイナス1.22%、材料はマイナス0,11%。
(3)制度改正事項は
①医薬品価格の適正化として
市場拡大再算定(通常分200億円、特例分280億円)、長期収載品10億円、後発医薬品の新規収載価格引下げ10億円
②いわゆる大型門前薬局適正化 40億円
③経腸栄養用製品給付の適正化 40億円
④その他(湿布薬の枚数制限等)30億円
細部の詰めは中医協での審議に委ねられることとなります。