12月4日 中医協審議(2)
昨日中医協総会に提出されたデータの一部を紹介しましたが、来春の医療費改定に向けての中医協審議が進められています。
新薬の日本国内投入・国内普及の遅れ(ドラッグ・ラグ)の一因とされる新薬薬価改定については、特許期間中の新薬に対する薬価維持特例措置が導入されることとなりそうです。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」を期間を限って試行しようというもの。ドラッグ・ラグの解消につながるものとなるような制度設計を期待しましょう。
後発医薬品の使用促進を求める厚生労働省は、長期収載品の特例的引き下げ(2%の追加的引き下げ)も提案しています。
診療報酬、調剤報酬の各論的議論はこれからですが、保険診療を基盤とする薬局の経費の7割近くは医薬品費です。薬価の帰趨にも目が離せません。