帝京大病院で院内感染
帝京大病院で昨年8月以降、世界的に感染拡大が懸念されている多剤耐性の細菌アシネトバクターによる院内感染で、46人が感染。死亡者27人のうち9人は感染による死亡が疑われている。今回明らかになったケースでは、病院の対応に問題ありとの指摘が専門家よりなされており、検証と改善策が必要とされるのは当然でしょう。が、究極的に、病原微生物、ウイルスとの戦いに人類が打ち勝つためには、総合的科学技術力(専門家の養成、耐性獲得のメカニズムの究明、検査キット、新薬の開発等)の向上が必須です。国を挙げての力強い対応が求められます。