耐性菌問題
帝京大病院で発生したMRAB院内感染事案は、その後、他病院からの報告が相次いでいます。東京都健康長寿医療センター、有隣病院等。帝京大病院発表以前には福岡大病院、藤田保健衛生大病院から報告がなされていました。MRABは国内感染も視野に入れて対応する必要がありそうです。
ベータラクタマーゼ産生遺伝子による耐性菌は、独協医大病院の発表したNDM-1遺伝子に加え、九州大病院では08年に米国から転院した女性患者の耐性肺炎桿菌からKPC遺伝子を検出したとの発表です。早急な個別対応も重要ですが、とりあえず全国規模のサーベイランスが必要不可欠です。
人類と病原菌との戦いです。