12月29日 平成21年度政府予算案

昨日に続き21年度政府予算案のうち、薬剤師養成に係る予算案についてお伝えします。
医薬関係予算のうちの主要事項の一つとされる「薬剤師の資質の向上等」は、「がん薬物療法等の専門薬剤師や薬学教育における指導薬剤師を養成する研修等を実施し、薬剤師の資質向上を図る。また、改正薬事法に基づく新たな医薬品販売制度が円滑に実施されているか調査等を行う。」ための予算で構成されています。
予算額は352百万円。(要求額は463百万円。昨年度予算額は473百万円。)
 その中核をなす「薬剤師養成事業費」は、175百万円。残念なことに、要求額266百万円、昨年度予算額267百万円と比べ、大幅に削減されています。薬剤師養成事業の意義が減少したと言うことでしょうか? 内訳をお示しします。
 1.指導薬剤師実務実習実施講習会経費・・・40,730千円(要求額6,564千円。昨年度6,566千円)
 2.4年制卒薬剤師研修事業費・・・15,200千円(76,000。76,000)
 3.専門薬剤師研修事業費・・・114,835千円(114,835。114,825)
 4.薬剤師養成問題等検討費・・・4,291千円(6,564。6,566)