10月27日 ワクチン・治療薬は(3)?

昨日の本欄で田辺三菱製薬のカナダ子会社(MEDICAGO社)のワクチンについて触れましたが、その続きです。現地時間10月23日、173百万カナダドルの政府助成を受け、最大7600万回分の供給を約したワクチンは、開発番号MT-2766、植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチン。メデイカゴ社のプレスリリースによると、該社はケベック市の本社を置き、”メイドインカナダ ワクチン”と誇ります。助成金はワクチンの研究開発及びケベック市の製造施設の建設用とのこと。文末に主株主三菱田辺製薬(MTPC)、副株主フィリップモリスインターナショナル(PMI)の財政支援に対する謝意が一行。日本国内・田辺三菱製薬のプレスリリース(26日)の主語は田辺三菱製薬。若干ニュアンスが異なる???。カナダ政府のプレスリリースによると、メデイカゴ、AZ、サノフィ・GSK、J&J、ノババックス、ファイザー、モデルナと合意し、ワクチン供給量は358百万回分に達するとのこと。世界主要国はワクチン獲得競争???。

ロシアはWHOに対し、既に認可した国産ワクチン「スプートニクV」の緊急時使用リスト(EUL)入り申請を行ったとのことです。新型コロナ累積感染者数は世界4位、下院議員(450名)の約2割に当たる91人が感染し、1人死亡との報道もあります。下院議員には接種しなかったのでしょうかネ?。

15日一時中断と本稿に既述した、イーライリリー社の治療薬モノクローナル抗体の治験。結局治験中止の判断とか、ということは開発中止(?)とのことですか?。期待していましたが・・・。