6月24日 東京女子医大病院のプロポフォール事件

2014年2月手術後死亡した2歳男児の両親が、執刀医ら7人に総額1億8千万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は「執刀医ら5人に約6千万円の賠償義務」を認定する判決を下しました。本事案は小児禁忌のプロポフォールを成人量の2.7倍注入し、死亡させたとするもの。警視庁は20年10月麻酔科医6人を書類送検し、21年1月ICU副部長と研修医の2人が在宅起訴されました。鎮静剤プロポフォールは世界で使用されており、マイケルジャクソンの薬物乱用死亡事件、韓国の芸能人の薬物乱用事件にも、その名が登場しました。小生も何度か本日記に取り上げましたし、また17年6月1日厚労委など何度か国会質問の素材にもさせていただきました。・・・近時プロポフォールは品薄だそうです。

品薄と言えばアセトアミノフェン製剤(「タイレノール」「カロナール」等)が品薄とか。ワクチン接種後の発熱や痛み対応の需要増だそうです。厚労省HP上の「新型コロナワクチンQ&A」には、「ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよろしいか?」との問いに「接種後の発熱や痛みなどに、アセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン)の使用は可」との答えが。厚労省HPも親切ですね!。