12月11日(木曜日) 分刻みの一日
今日もまた、たいへん多忙な一日でした。
8時半からは、厚生労働部会・年金制度調査会の会議があり、年金改革についての審議が行われました。今日は、厚労省から、年金積立金の運用の改革について等の説明がありました。
また、来年度予算に関連して、来年度年金給付額を物価スライドさせ、0.2?0.4%、減額したいとの厚労省案が説明されました。年金を物価スライドさせることについては法で決められていますが、平成12年度から平成14年度分については凍結されていました。当初その3年間の凍結分も含めて2.1%の引下げが案として上げられていましたが、結局、平成16年度見込み分だけに圧縮されたものです。部会として、国民に物価スライドの趣旨をきちんと説明が必要であるとの条件のもと、止む無しとの結論となりました。
10時からは、医療系国会議員(医師、歯科医師、薬剤師、看護師等)の会「カトレア会」が開かれ、次回医療費改定に関する決議を取りまとめ、党幹事長、政調会長、総務会長、財務大臣を訪ね、意見を述べてまいりました。次期改定は、賃金・物価の動向からみて、マイナス改定との議論がありますが、厚労省の医療経営実態調査の結果からみても、医療機関、薬局の経営状況は厳しさを増しています。医療の質を低下させないためにも、適切な判断が望まれます。
また、規制緩和問題について、薬剤師問題議員懇談会の「医薬品の販売規制緩和問題に関する検討会」(会長津島雄二、事務局長藤井基之)の意見書、「医薬品の安全について考える有志議員の会」(会長橋本竜太郎)の決議文を、関係議員とともに、坂口厚生労働大臣、森副大臣、竹本政務官に提出し、意思表明をしてまいりました。意見書、決議文は、いずれも、医薬品の過去の副作用被害問題を考えれば、軽々に規制緩和を行うべきではない、との見解が盛り込まれています。