6月24日(火曜日) 骨太2003
8時30分から党厚生労働部会。今日も,骨太2003案の審議でした。先週木曜日の部会で意見がまとめられ、党総合経済調査会、政調に部会長から提出されていました。今日はその部会意見に対する回答として、骨太の修正案文が説明されました。部会での議論の一つは、「今後、国民の潜在国民負担率を国民所得の50%程度に抑える」との記述で、これが今後の社会保障改革の足枷となってしまうのではないかと、強く懸念する声が出、潜在国民負担率という言葉は削除すべきとの意見が出されていました。しかし、今回の修正案では、潜在的国民負担率は、財政規律の目標の例示として「例えば」と付した上で残すこと、ただし、はっきりとした数値目標としての記述はしない、との再提案となっています。これに対し、部会では依然として不満の声が上がりました。 また、医薬品の規制緩和についても議論がありました。アメリカでは風邪薬は、その含有成分であるエフェドリンの覚せい剤原料としての不正使用が問題となっており、規制強化の方向にあるなどの事例も紹介され、コンビニでの自由販売は認めるべきでない、との意見が改めて強く出されました。 骨太2003は、27日、閣議決定の予定となっていますが、部会としては、今日の段階でも、案を聞き置いたことに留め、(了承を要するという性格の案件ではないこともあり)了承するには至りませんでした。