4月25日(金曜日) 医療提供体制の改革のビジョン
8時半から、党の医療基本問題調査会がありました。議題は、厚生労働省がまとめた「医療提供体制の改革のビジョン案」についての審議でした。 案の内容は、 (患者の視点の尊重) 1) 医療に関する情報提供の推進2) 安全で、安心できる医療の再構築 (質が高く効率的な医療の提供) 3)質の高い効率的な医療提供体制の構築 4)医療をになう人材の確保と質の向上 (医療の基盤整備) 5)生命の世紀の医療を支える基盤整備となっています。 1)では、患者と医師、歯科医師の信頼関係に基づいた診療情報の提供、患者と薬剤師の信頼関係に基づいた医薬品に関する適切な情報提供、服薬指導、EBMの推進、等が、2)では医療安全総合対策の着実な実施、3)では、かかりつけ医、かかりつけ薬剤師等の推進、地域における医療連携や医療機関と薬局の連携の推進、救急医療体制の整備、僻地医療の確保等、4)では、医師、歯科医師の国家試験の改善、薬剤師の受験資格の6年への延長等、5)では、新しい医療技術、医薬品・医療機器産業の国際競争力の強化等が上げられています。 内容的には、今後の医療提供体制の目指すべき方向が良くまとめられた案だと思います。問題は、いかにこれらを実現して行くか、ということです。メニューは揃った、後は、その具体的内容であり、また、どのように実施して行くかです。