2月2日 自民党厚生労働部会・医療委員会
8:30から党本部で医療委員会が開催されました。テーマは中医協で大詰めを迎えている「診療報酬改定」。厚生労働省の説明を基に、薬剤師業務に関する部分を少しご報告します。
「重点課題1 急性期医療の適切な提供に向けた病院勤務医等の負担の大きな医療従事者の負担軽減」の1-4の1項目として、薬剤師の病棟における業務に対する評価となる「病棟業務実施加算」が新設されます(医薬品安全性情報等管理体制加算」は廃止)。
「重点課題2 医療と介護の役割分担の明確化と地域における連携体制の強化の推進及び地域生活を支える在宅医療等の充実」の2-4の1項目として、「在宅患者調剤加算」が新設されます。
「薬学的管理及び指導の充実」として、「薬剤服用歴管理指導料」にお薬手帳を通じた情報提供や薬暦を活用した残薬確認が包括されることとなり、評価が充実されます(「薬剤情報提供料」は廃止)。
「後発医薬品の使用促進」としては、「漢方製剤と生薬」の後発医薬品割合算出分母からの除外等を含む「後発医薬品調剤体制加算」の見直し、「処方箋料」に一般名処方時の加算新設等、診療報酬上の対策案が用意されています。後発医薬品の使用割合は飛躍的に増加することとなるかもしれません。
いずれの案も現時点では具体的点数は決定されていません。今後早急に詰められることになっています。中医協の答申は10日の予定です。