6月2日 健康寿命

昨日厚生労働省は「健康寿命(健康面での支障が無く日常生活を送れる期間)」を発表しました。かって世界保健機構(WHO)が国別の健康寿命を発表し、最下位国の2倍以上、日本は世界トップ、と評価されていたことを誇らしげに思い、保健政策の目標は健康寿命の延伸にあるのでは、と考えていました。今回の発表によると、男性70.42歳(愛知県71.74歳~青森県68,95歳)、女性73.62歳(静岡県75.32歳~滋賀県72.37歳)、平均寿命との差は、男性は大分県10.3年~秋田県7.79年、女性は広島県14.55年~群馬県10.61年、と地域格差の存在も明らかにされています。算出根拠が今ひとつはっきりと説明されていないため、その信頼度は必ずしも明らかではありませんが、平均寿命の延伸、平均寿命との格差縮小(健康寿命の延伸)、地域格差の縮小が政策ターゲットとされるべきでしょう。