3月9日 規制改革会議「薬ネット販売全面解禁」

昨日、政府の規制改革会議(議長:岡素之住商相談役)は薬のネット販売の全面解禁を求める見解を取りまとめました。国民の選択性と利便性に資すると指摘しています。そのことを否定するものではありませんが、そもそも規制改革会議は政府の成長戦略を促進するためのもの。薬のネット販売解禁が成長戦略にどう機能するというのでしょうか?薬の市場拡大につながるとは到底思えません。本件が規制改革会議の最優先テーマとされていることもうなずけません。
7日開催された自民党「薬ネット議連」では全面解禁反対の意見が相次ぎました。生命関連商品「医薬品」の特性を十分踏まえて議論されてしかるべきです。副作用が発生してからでは遅いのです。