「あかつき」失敗

本年5月に打ち上げられ、順調に金星に接近していた金星探査機「あかつき」は、7日、最終関門である金星の周回軌道への投入に残念ながら失敗してしまいました。8日、宇宙航空研究開発機構は記者会見で、失敗は減速・軌道投入のための主エンジン逆噴射過程にトラブルが発生したため、6年後に訪れる金星接近の機会に再投入を試みたいと発表しました。わずかながらその可能性が残されている6年後を期待し、吉報を待ちたいと思いますが、今回の失敗は、国民に落胆と今後の宇宙探査計画に暗雲をもたらしてしまいました。でも、冷静に考えると科学技術の進歩に失敗は付きものでもあります。屈することなき関係者の一層の奮闘を応援します。