ノーベル賞授与式
ノーベル賞授賞式が行われ、リチャード・ヘックデラウエア大名誉教授と共に化学賞に輝いた根岸英一パデュー大特別教授、鈴木章北大名誉教授にスウェーデンカール16世グスタフ国王から金メダルと賞状が。化学賞は白川英樹氏、野依良治氏、田中耕作氏、そして2年前の下村脩氏に続くものです。化学分野における日本人研究者のレベルの高さを証明するものでもあり、今後も一層の発展を期待し、次に続く吉報を待ちたいものです。
ただ、科学や芸術の分野で顕著な功績に対し授与される文化勲章の受賞が、2000年以降のノーベル賞受賞者10名のうち7名はノーベル賞受賞後となっています。文化勲章受賞者選考のための、より良い日本独自の評価も待たれます。
一方、ノルウェー・オスロで行われたノーベル平和賞の授賞式には受賞者の劉暁波氏も同氏の親族も不在。中国が各国に授賞式出席見送りを要請したこともあり、招待された65か国中17カ国が欠席です。中国の行動は変です。