12月19日(月) 医療費改定
昨日、来年4月に予定されている診療報酬改定の、技術料の改定率が政府から発表されました。これは事前大臣折衝及び官邸・与党の決定によるものです。
発表では、先の医療制度改革大綱で示されていたとおり、医療費引き下げということで、全体で?1.36%とすることとされました。これに、薬価基準・医療材料で1.8%引き下げをあわせて、合計3,16%の医療費引き下げを行なう、ということです。
医科、歯科、調剤の内訳は、医科が1.50%、歯科1.50%、そして調剤が0.60%となっています。
平成18年度は、国の一般会計予算案は80兆円を切るといわれており、医療費3.16%引き下げで、国の負担は約2500億円節約できることになります。
超緊縮財政の中での医療費改定ですが、これで医療の質が下がってしまったのでは困ります。今後の中医協で、改定の詳細の審議が行われるわけですが、慎重な審議をしてほしいものです。