6月4日 大腸菌感染
先月中旬、ハンブルク(ドイツ)で最初の感染者が確認されたO-104感染、3日までの死者はドイツ人18人、スウェーデン人1人に達しています。WHOによると、感染者は欧州、米国の12カ国、約1800人、うち500人以上は溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症。米国人の感染者はいずれも最近ドイツ渡航。また「人から人への感染例」も明らかに。O-104が疑われていますが、「抗生物質に耐性を持つ全く新しい毒性の強い大腸菌」との解析も。当初スペイン産きゅうりが原因とされましたが、原因菌は検出されていません。ロシアはEU産野菜の輸入を全面的に禁止、EUは不当措置と反発、UAEも輸入規制をとる等、貿易摩擦を生じています。
今後の動向・情報に注視する必要がありますが、とりあえず我々がやるべきことは手洗いの励行等の食中毒予防でしょうか。