10月15日 後発医薬品問題
11日徳島県は長生堂製薬に対し行政処分(業務停止命令)を下しました。今年2月の小林化工、3月の日医工に対する福井県、富山県の下した薬機法違反処分に続くもの。今日、後藤厚労大臣は閣議後の記者会見で「国民の医薬品に対する信頼、安定供給に対する重大な懸念を生じかねない事案で、大変遺憾」との発言です。違反行為及びその信頼回復は、当然各企業が責任を負うべきものでしょうが、後発医薬品の信頼回復が、一企業の、産業界の努力だけで出来るものとは思えません。既に、三社以外の企業の製品にも出荷調整品目が多数出る等、安定供給に支障が出ていますし、医療現場への影響も出ています。14日「日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)」は長生堂製薬に対し「5年間の正会員資格停止処分」と発表しました。小林化工、日医工に続く団体内での処分。しかし、処分すれば済む問題ではないことは協会自身が分かっているのでは?。・・・産官が協力して対応すべき大問題です。