10月21日 医療改革提言(読売16日)について

いささか旧聞に属しますが、16日付けの読売新聞朝刊の「医療改革提言」、お読みになった方も大勢いらっしゃることと存じます。5項目の緊急提言、21項目よりなる構造改革5本の柱より成り、1面トップ、社説等、8ページに及ぶものです。内容については言及しませんが、私の主張とも類似するものが多く、特に社会保障費の抑制一本やりの是正を求める点など、ほぼ全面的に賛意を覚えます。
ちょっと本論からはずれるかもしれませんが、提言の中に「薬剤師」の文言を探してみました。ありました。「医師の仕事を分担する職種と主な役割」の表の中、16職種の1つに「薬剤師 薬の専門家として、調剤や患者の服薬指導などを行う」とあります。しかし、本文の中にはありません。「看護師らに医師業務の一部を移す」の項においても、看護師、医療秘書のみ。薬の処方に関しては看護師が登場しますが、薬剤師は忘れられています。
薬剤師はどこに行くのでしょうか?医療の担い手ではなかったのでしょうか?薬局は医療提供施設ではなかったでしょうか?我々は医療改革の蚊帳の外にあるのでしょうか?