10月4日 日本人研究者の業績

記述の通り、本年ノーベル生理学・医学賞が「ḿーRNAワクチンの基盤技術開発」とされていることもあり、寄与した日本人研究者の業績報道も散見されます。
例えば時事通信などはその一人として故古市泰宏先生の業績を取り上げています。富山大学薬学部卒、東大大学院博士課程を終え、日本、米国でRNA研究に取り組まれた先生は、約45年前国立遺伝研で「キャップ構造」を発見。その後その作用等が明らかとなり、ファイザー社、モデルナ社の新型コロナウイルス・ワクチンにも用いられています。小生も21年4月20日の厚生労働委員会での質問の際「キャップ構造」発見について触れ、また「配布資料」の中にワクチン本体の構造と先生のお名前を使わせてもらいました。
10月3日には古市先生とご一緒に、竹中(アステラス製薬)宮坂(阪大医)富山(寿製薬)先生らと会食をともにさせていただきました。お元気そうでしたが、翌年お亡くなりになったということは・・・。昨22年11月26日学士会館でお別れ会が行われました。まだ81歳、当日頂きました先生の著作「走馬灯の逆廻しエッセイ(上・下)」の最終稿は22年8.6記載とありました。・・・繰り言になりますが、もしも先生がご存命だったなら・・・。

昨日都内で石井甲一さんの叙勲をお祝いする会が。彼の略歴を見せていただき、改めてお付き合いの長かったことを再確認しました。昭和49年の厚生省入省以来、日本薬剤師会(日薬)専務、藤井参議員事務所政策秘書、日薬副会長、日薬連副会長、そして本田、神谷参議員事務所と続きます。 お祝いする会は気心の知れた多くの仲間が集い、肩肘の張らない楽しい会合となりました。これも石井氏の人徳の為せる業でしょう。これからもよろしく・・・。