11月12日 国立療養所多摩全生園

「ハンセン病元患者家族に対する保証金の支給等に関する法律案」等2法案の審議が予定される参院厚労委は、午後多摩全生園(東村山)の視察です。

ハンセン病治療に大きな動きが現れたのは第2次大戦前後。1943年アメリカでその効果が発表された新薬「プロミン」、1946年故石館守三博士(東大薬学部教授、元日薬会長)が国内でその合成に成功し、1949年その配布等が予算化されたことでした。園内の資料館には、かって使用された医薬品「大風子油」、「プロミン」(プロトゲン、吉富製薬)等が陳列されていましたが、故石館先生がプロミン合成に成功したとの説明・記述はありませんでした。視察先の作成した説明書(概況書)の「12、ハンセン病に関する主な歴史」に、わずか1行「1946(昭和21)年 日本で石館守三がプロミンの合成に成功」の記述を見つけましたが・・・。