11月17日(月曜日) 厚労省、年金改革案発表

厚労省の年金制度改革案が、今日発表になりました。「持続可能な安心できる年金制度の構築に向けて」と題する同案の内容は、ほぼ、これまで伝えられてきたものです。あらためて整理してみましょう。
 まず、改革の基本的考え方として、
 ○ 社会経済と調和した持続可能な制度の構築と制度に対する信頼の確保(現役世代の負担への配慮と公的年金にふさわしい水準の確保)
 ○ 多様な生き方、働き方に対応し、より多くの者が能力を発揮できる社会につながる制度
を上げています。
 また、改革の具体的な柱は次の通りです。
 ○ 保険料水準固定方式と給付の自働調整方式とする。
 ○ 厚生年金の保険料率を段階的に引上げ、最終的に20%に固定する。
 ○ 国民年金については、17000円台に固定する。
 ○ 給付水準は、50%から50%台半ばを確保する。
 ○ 基礎年金について、国庫負担を2分の1とする。
 年金改革は、先日の衆議院総選挙のマニフェストでも論点の一つとなりました。年末までには政府案が作成されることとなっています。