11月20日(木曜日) 年金改革案を巡って白熱の議論

8時30分から党年金制度調査会が開かれ、11月17日に公表された厚労省の「年金制度改革案」の説明を受けました。議員席は満席、厚労省の説明の後、議論が行われましたが、早くも白熱の議論が展開されました。
 厚労省案は、厚生年金の保険料率の20%程度までへの段階的引上げ、その一方、給付率の引下げ(現役の平均年収の59%から、今後の少子化、経済情勢等により50?55%程度への引下げ)を見込むものであるだけに、国民の納得を得られるか、積立金の運用など現行制度上の問題の合理化や改善策を示すことが必要、と厳しい意見が相次ぎました。基礎年金の国庫負担率3分の1から2分の1への引上げについても、絶対不可欠とした上で、その財源を明確にすべき、との意見もありました。
 本年末の予算編成から来年にかけて、厳しい議論が続きます。政府は、来年の通常国会に改革案を上程したいとのことですが、どうなるでしょうか。党年金制度調査会では、今月?12月まで、できるだけ多くの時間をかけて議論をすることとしています。