12月12日 景気対策

政府は11日景気対策の大幅拡充を決め、総事業規模は40兆円規模とするとのこと。与党税制改正大綱には減税項目が並ぶ。
その一方で、社会保障費2200億円縮減抑制財源として検討項目に挙げられていたタバコ税の増税のついては見送り。税率アップは税収増につながらないと指摘している。タバコ税による税収は2兆円強。愛飲者2700万人、タバコ農家、JT/小売店の意向も無視できないことも理解できる。
しかしタバコについては別の問題もある。
財務省データによると、日本国のタバコ価格は1箱あたり約300円、米国は830円、英国は1187円、仏国773円等と安く、税金は日本175円、米国492円、英国732円と喫煙者の税負担は軽いことが示されている。わが国の死因トップのがんの原因に喫煙があることは多くの研究データで明らかになっている。公共施設における喫煙場所が制限される時代だ。
税率アップがなくてもタバコ税収は減少するのでは?

ハンマー投げ室伏選手の北京五輪銅メダルが決定したとのこと。銀・銅メダルのベラルーシ選手のドーピング違反による繰上げ。室伏選手は前回のアテネオリンピックでも1位のハンガリー選手のドーピング違反・失格による繰上げ金メダルだった。室伏選手の力が正当に評価されたことを喜びたい。加えて、各国のハンマー投げ競技団体はドーピング対処方針の一層の強化を図るべきだ。