12月19日 来春の医療費改定(その3)
来春の医療費改定は0.49%、薬価等引き下げは1.33%、と各紙朝刊が伝えています。昨夕、関係者に伝えられた情報では薬価切り下げ幅は1.22%、医科:調剤は1:0.3との情報も。山本日薬会長には稲田自民党政調会長から電話で連絡があったそうです。マイナス改定が噂される中、ネットでプラス0.49となったのは「來夏の参院選をにらみ医師会に配慮した」との新聞コメントもありますが・・・。
今回の改正は決してプラス改定ではありません。薬価等の切り下げ分が技術料に振り向けられていません。財務省の描いたシナリオ(社会保障費の自然増に年額5000億円のキャップをかけ、それ以上の財源対策は厚生労働省予算内で捻出させる)通りの大幅マイナス改定です。加えて、いわゆる大型調剤薬局への切り込み、巨額売り上げを示した薬剤の例外的薬価引き下げ等薬剤費の深堀りなどは依然として不明です。厚生労働省の考えは?。21日に予定されている大臣折衝で決着???。