12月5日(金曜日) 医薬品販売規制検討会

8時半から、薬剤師問題議員懇談会に設置された「医薬品の販売規制緩和問題に関する検討会」(座長 津島雄二先生)の総会が開かれました。
 まず懇談会会長であり、本検討会顧問である橋本龍太郎先生が挨拶され、ご自分が厚生大臣であった時代のスモンの患者さん達との交わり等の経験等を含めて医薬品規制の重要さについてお話しをされました。その後、日本薬剤師会、厚労省からそれぞれ説明を受け、議論が行われました。出席議員の方々からは、過去の重要な副作用問題を踏まえて現在の薬事規制の体系が作られてきたわけであり、それを数人の人たちの考えで緩和していまうことは誤りである、という指摘がなされました。議論の後、検討会として、医薬品については、安全対策の強化こそ大切であり、それに逆行するような規制緩和は阻止すべきであるとの趣旨の意見書がまとめられました。
 今後は、この意見書を踏まえて活動を続けることとされました。
 また、15時半からは、「医薬品の安全を考える有志議員の会」の幹事会ももたれました。同会もまた、安易な規制緩和はすべきでない、との趣旨の決議書案を作成いたしました。・・・・本件に関し、一部業界紙(12月8日付け)に報道されていますが、事実誤認に基づく記載がみられます。藤井基之は本会の事務局長ではありませんし、本件に関し記者レクの事実もありません。記事内容の出所は不明です。・・・・・・・・・・・・・・
 11時からは、今日もまた党厚労部会・年金制度調査会が開かれ、高額所得を得ている高齢者の給付等について、厳しい議論が続きました。また、与党年金制度改革協議会が「早期に国庫負担の2分の1への引き上げを行う」としていることに対し、「早期」を「5年で」と、明確にすべきであるとの意見とすることで了承されました。