12月9日(火曜日) 党医療基本問題調査会

16時から党の医療基本問題調査会がありました。今日の議題は、来年4月に予定されている診療報酬改定に関する厚労省の経過報告でした。
 厚労省からは、中医協での現在の審議状況について、次のような説明がありました。
 ? 平成14年、15年の賃金動向は、マイナス4.9%となっていること。また、物価は、マイナス1.0%となっていること。
 ? 平成15年9月取引分の薬価調査の結果では、現行薬価基準価格と実勢価格の乖離幅は、約6.3%であったこと。また、特定保険医療材料の価格の乖離幅は、8.6%であったこと。
 ? 医療経済実態調査の速報値では、一般病院の収支差はマイナス37.3%、歯科個人診療所はマイナス3.8%であり、一部を除き、医療機関の収益がマイナスとなっていること。
 保険薬局については、薬局の90%を占める法人薬局の収支差はマイナス30.7%となっていること。なお、個人薬局がプラス10.3%となっているが、家族従業員の収入等考慮するとマイナスとなっていること。
 ? 次回改定は、以上の賃金・物価の動向、医療経済実態調査の結果等を踏まえ、どのような改定とするか、中医協で審議中であること
 以上のような説明の後、出席議員から、医療経営実態調査の結果でわかるように、保険医療機関、保険薬局の経営は厳しくなっている、にもかかわらず、マイナス改定という情報が飛び交うのおかしい、等の意見が出されました。厚労省は、今月中旬には改定率等を決定することとしています。
 今日は、朝8時半から会合、10時宏池会、12時党税調勉強会、13時党税調小委員会、16時から上述の党医療基本問題調査会、その間に講演、17時半党年金制度調査会と本当に忙しい日でした。