3月18日(木曜日) 厚生労働委員会で質問
先週月曜日の決算委員会での質問に続いて、今日は、厚生労働委員会で質問しました。
質問テーマは、(1)BSEの発生に伴うカプセルの問題、(2)インフルエンザワクチンの適正な供給,(3)鳥インフルエンザの治療薬の確保、を取り上げました。
(1)については、厚労省は、BSEの発生に伴い、牛のゼラチンを原料とするカプセルについて、BSEの未発生国の原料への切り替えを指導してきました。ところが、昨年末、カプセル原料ゼラチンの最大の供給国であるアメリカで、BSEの発生が確認され、牛肉も輸入禁止となってしまいました。
このため、厚労省は、BSEの発生していないオーストラリア、ニュージーランドなどの原料に切りかえるよう指導をしています。カプセルは日本薬局方にも収載されているように、医薬品製剤として欠くことのできないものですが、切り替えがスムースに進むよう、厚労省として対策が必要ではないかと質しました。
また、(2)については、ここのところ、毎年のようにインフルエンザワクチンの不足がいわれてきました。本年は昨年使用量の約4割増しの量を生産、供給したにもかかわらず、多くの医療機関でワクチン不足を来すという事態が発生しました。 このため、厚労省は、大量に確保した医療機関に、他の医療機関に融通するよう協力を要請するという事態となりました。
これについて、医療機関に対し、適正な購入計画のもとにワクチンの仕入れを行なうよう厚労省は、もっと強力に指導すべきではないか、と指摘しました。また、大量に購入した医療機関が、余ったワクチンを卸やメーカーに無償で引き取らせている実態について、立場上弱い卸、メーカーに一方的に負担を負わせるのは適正な取引とは言えない、改善を指導すべきと質しました。
(3)については、鳥インフルエンザ対策として、政府も治療薬やワクチンの確保に努めているが、民間企業や医療機関任せではなく,必要な医薬品の国家備蓄体制もきちんとすべきと、指摘しました。
今日の質問時間は40分。用意した質問の全てを行なうことはできませんでした。後日改めて質問をしたいと考えています。