3月31日(月曜日) 決算委員会で質問

決算委員会が13時から18時まで開かれました。50分の質問時間が与えられ、先週の厚生労働委員会に続く、2週続けての質問となりました。 今回は、平成13年度決算のうち、厚生労働省所管項目を議題とする審議でした。決算委員会も、予算委員会と同様に比較的自由に質問テーマを選ぶことができますが、平成13年度決算に関する会計検査院の検査結果を中心に、質問を組み立てました。 質問項目は、まず、会計検査院の指摘した不当事項として、厚生労働省に係る事項が多いこと、医療費約21億円の不当支払いが指摘されていること、に関連して、調剤報酬に係る請求の審査、指導に薬学系の専門家を充実する必要があるのではないか、と質しました。 また、薬剤師教育6年制の文部科学省の検討経過について河村文部科学副大臣に質問し、副大臣から、来年の通常国会での学校教育法の改正案の提出を目指して審議会等での検討を進めて行く、後は、どのような仕組みにするかが検討課題だ、との明快かつ丁寧な回答をいただきました。6年制問題も、6年制の要否ではなく、その実現に向かって、いよいよ具体的な議論の段階に入ったことを強く感じました。 また、規制緩和問題について、医薬品の安全確保のためのシステムである販売規制は緩和すべきでないと指摘し,厚生労働大臣から、守るべきは守るとのお答えをいただきました。 また、株式会社による医療機関経営について、会計検査院が、NTTが公社時代に設立し、民営化した後も引き継いで経営している病院についての検査を行った結果、同社が不採算の診療科を廃止する等の対策を講じたこと等、経営問題重視の姿勢が明らかにされていることから、本問題については、慎重な議論が必要であることを指摘しました。 いろいろ行政に質問し、議論したいことが多く、時間が50分では足りないとつくづく思いました。