3月5日 改訂説明会
都内で30年度改訂の厚労省説明会が。薬価の告示もあり、日刊紙は高額薬の値下げの記事が目立ちます。適応拡大が続く国内発の画期的新薬オプジーボ100mg(小野薬品)は様々な理由が付され23.8%下げの27万8029円に、同種薬のキイトルーダ100mg(MSD)は11.2%下げの36万4600円に。この種薬剤についてはこれまでの部位別の適応のあり方から、メカニズムの基づく適応のあり方も検討されるべきです。28年12月20日の4大臣申し合わせ「薬価制度の抜本改革」を受けての今回の改定ですから保険財政的見地がより重視されたのでしょうが、画期的と称された新薬の価格が急降下する姿には・・・。適正価格とはどう決定されるべきでしょうか?。
「新薬創出加算」の対象も823品目から560品目に大幅に絞り込まれました。本制度は薬価下げを一時的に留保するものであり、決して「加算」では無いはずですが・・・。今後の新薬研究開発、新薬供給の行く末を危惧します。
基礎的医薬品に対し、最低薬価にならぬよう価格下支えを行ったとの説明もありました。一定の評価はさせていただきますが、製品によってはその安定的供給のためには価格の下支えでは無く、価格の引き上げが考慮されるべきではないでしょうか?・・・やっている??。