4月11日(金曜日) SARS
重症急性呼吸器症候群、SARSが,世界中を恐怖に陥れています。お隣の中国、香港,台湾で集団発生しているだけに、我が国も対策を急がねばなりません。厚生労働省が、空港等での検疫体制の強化、国立病院の患者発生時の受け入れ態勢の整備等頑張ってくれています。 イラク戦争の開戦に当たって、天然痘などの生物兵器の使用が懸念され、ワクチンの確保が問題となりました。我が国は、社会経済の発展,国民生活の向上により、国民を苦しめ続けた伝染病が影を潜め、替わって成人病、生活習慣病の時代に移り、それに合わせて医療政策も変わりました。 しかし,今回のイラク戦争、そしてSARSのような問題が起こりますと、もう一度、伝染病、感染症対策を見直す必要があることを痛感します。