6月17日 感染症対策の抜本強化策
政府は、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、「内閣感染症危機管理庁」や「日本版CDC」の新設等を盛り込んだ以下の抜本強化策(Ⅰ~Ⅲ)を決定しました。盛り沢山な内容です。(それだけ今回は付け焼き刃的な対応に追われたと言うことでしょうか?) いつまでに、どのように実現するかがポイントです。期待に十分応えるものを・・・。 Ⅰ.次の感染症危機に対応する政府の司令塔機能の強化 ・・・「 ~ 内閣官房に感染症危機管理監(仮称)を長とする「内閣感染症危機管理庁(仮称)」を置き、~ 」とあります。 Ⅱ.感染初期から速やかに立ち上がり機能する保健医療体制の構築等 ・・・次の7項目が。 1.医療提供体制の強化 2.保健所の体制とその業務に関する都道府県の権限・関与の強化等 3.検査体制の強化 4.感染症データ収集と情報基盤の整備・医療DX等の推進 5.ワクチン等の開発・効率的な接種体制の確保 ・・・「創薬分野においては産学官の協働に基づいてイノベーションを進める中で、今後の感染症危機に備えるためにワクチン・治療薬の開発に取り組む。~」とあり、具体的事項の項では「治療薬についても、感染症の特殊性を踏まえ、より早期に開発・活用できるよう、備蓄も含め、戦略的な取組を推進する。」としています。 6.医療用物資等の確保の強化 ・・・「感染症まん延時等において、医薬品、医療機器、個人防護具等の物資に対する世界的需要が高まる中においても、これらが確実に確保されるよう、平時からモニタリングを強化し、サプライチェーンの把握、計画的な備蓄等を進めるほか、~」 7.水際対策の実効性の向上 Ⅲ.初動対応と特措法の効果的な実施等 1.要請等の措置の実効性の向上 2.その他特措法の対応