6月6日 骨太方針(素案)等
受動喫煙問題対応で混乱し、長らく開催されなかった自民党厚生労働部会が久しぶりに。議題は、党内手続き後閣議決定が予定されている「経済財政運営と改革の基本方針2017」(いわゆる骨太方針)、「規制改革実施計画」、「未来投資戦略2017」他。
過去の骨太方針同様財政規律重視の方針が前面に出ており、今回の骨太方針にも社会保障費抑制策が並びます。「第3章、3.主要分野ごとの改革の取り組み (1)社会保障」には、2ページを割いて「⑦薬価制度の抜本改革、患者本位の医薬分業の実現に向けた調剤報酬の見直し、薬剤の適正使用等」の記述が。その一部については発言させて頂きましたが、内容には多々クレームをつけたい点が目につきます。しかし、「患者本位の医薬分業の実現に向け、かかりつけ薬剤師・薬局が多職種・関係機関と連携しつつ、服薬情報の一元的・継続的な把握等、その機能を果たすことを推進する。」「・・・健康サポート薬局の取組を促進する。」等の文章もあります。・・・ちょっとだけ評価しますかね???。
参院厚生労働委員会は1日の質疑で40分質問を行った「医療法等の一部改正法案」を可決しました。特定機能病院の医療安全管理部門には専従の医師、薬剤師、看護師の配置が原則義務化されています(平成28年6月10日医療法施行規則改正)。病院薬剤師のキャリアパスの拡がりを期待します。