6月7日(月) 年金改革審議を終えて

関東も今日から梅雨入り。朝から時折強い雨が降っています。今日は、先週末の年金審議の余波もあり、参議院は動いていません。

 さて、6月4日(金)、5日(土)は、年金改革の参議院本会議での採決を巡って大変な週末となりました。
 本会議での採決を延引しようとする野党から、厚生労働大臣、副大臣の問責決議案、倉田参議院議長の不信任案、国井厚生労働委員長の解任決議案などが相次いで提出されました。
 この間、「フィリバスター」というのだそうですが、野党議員の決議賛成討論(というより世間話、身の上話)が、一人延々2時間も3時間も続くなど、国会は、ついに徹夜国会となってしまいました。
 倉田参議院議長の不信任案の提出された後、副議長(民主党)が、審議も行わず、開会即散会を宣言し、直ちに参議院議長が、参議院規則第82条違反として宣言を無効とするという一幕もありました(”民主党の秘策中の秘策”だったそうですが)。
 なお、私も、国井厚生労働委員長の解任決議案に対し、自民党、公明党を代表して反対討論に立ちました。(はじめての本院登壇でした。次回は質疑で立ちたいものです。)
 4日深夜から翌日5日までの動きは、次のような状況でした。
 午前0時、議員総会。0時10分本会議。1時41分国井厚生労働委員長解任決議案を否決、休憩。3時15分、議員総会。4時21分再開、副議長が散会と宣言。33分議長が「副議長が散会を宣言したが規則に照らし無効、仮議長を選出する」と発言、休憩。7時、議員総会。7時39分再開、仮議長に竹山自民党参院会長を選出。倉田議長不信任案を否決。8時15分、倉田議長が復帰、川村事務総長の不信任案を否決。9時2分、坂口厚生労働大臣の問責決議案を否決。この間、少しでも仮眠を、と思いましたが、とうとう完徹。
 5日、午前9時半、ついに民主党、社民党が欠席する中、採決が行われ、賛成多数で可決、成立しました。
 
 今日、月曜日は、参議院は全く動かず。党の国会対策委員会だけが開かれました。今国会も残り1週間余。衆議院の薬剤師法改正案の審議はまだ始まっていません。