7月24日(水曜日) 規制緩和

例年、今ごろになると、規制緩和の中間報告がでます。今年も23日、総合規制改革会議が、「中間とりまとめー経済活性化のために重点的に推進すべき規制改革」と題する中間報告を発表しました。
 今回の特徴は、主な規制緩和項目を列挙するとともに、規制緩和推進の手法として、「規制改革特区」構想を打ち上げていることです。全国一律の規制緩和の実施にこだわらず、特定地域に限定して、その特性に注目した規制改革を実施する、ことを提案しています。例えば,特区の中だけで、「地域分散型電源を設置して、既存の送電網を活用して、企業、家庭等に小売する」というようなことを実験的、試行的にやってみたらどうか、ということのでようです。そして、特区で実施する項目は、規制緩和3カ年計画に盛り込まれている全項目が候補対象であり、生命,健康を守る法規制だからという理由では対象から排除しない、としています。

今日開かれた衆議院厚生労働委員会で、薬事法等の一部改正案が全員一致で可決されました。明日の本会議で成立することとなりましょう。なお、この薬事法改正案の採決に当たり、動議が出され、その一つとして「薬剤師国家試験の受験資格の見直し、薬学教育課程のあり方、薬剤師の生涯研修の拡充について検討し、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとすること」、との項目が盛り込まれました。

 今日も朝から会議が相次ぎました。8時から、ライフサイエンス議連の会合、同8時、医療提供体制の改革ワーキンググループ、12時30分から厚生労働部会・医療基本問題調査会合同会議、12時50分頃から、救急救命士のあり方に関するワーキングチーム合同会議等が開かれました。

 その間に、国対,厚生労働委員会理事懇等が開かれました。明日は、厚生労働委員会が開かれることとなりましたが、どうなりますか。会期末を控え、慌しい日が続きます