9月17日 管内閣発足

昨日衆・参本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された管自民党総裁。組閣を終え、管内閣を発足させました。閣僚20人中8名が再任、初入閣は5名のみ。田村厚労相、平井デジタル相等々適材適所の安定感ある仕事内閣と映ります。最大課題のコロナ対策、そして規制改革等への取り組みに期待します。

コロナ対策の切り札と目される「ワクチン」を巡っては、世界中のめまぐるしい動きが報じられます。開発競争の先頭グループを走る「AZD1222(AZN、オクスフォード大)」は、英国で1例の横断性脊髄炎発生を受け治験を一時中断。その後英国、南ア、ブラジルでは治験が再開されましたが、米国、日本では未再開とか。

米国ではCDCレッドフィールド所長がワクチンの国民に行き渡る時期について「来年夏頃」と公聴会で証言。一方でトランプ大統領は記者会見で「10月にも完成し、年内に1億回分確保」と。ファイザー社、モデルナ社は申請に向けての最終ステージにあるとのことですが・・・。ロシアでは既に自国開発ワクチンを認可し、インド等への供給計画。中国では一部の国民に対し自国開発ワクチンの接種を認め、フィリピン等への供給計画とか。

9日付本欄でも触れましたが、欧米の製薬9社は共同で「安全最優先」との声明を発しています。・・・有効性、安全性に関する科学的判断が最優先されるべきは当然です。