6月9日 アルツハイマー病・新薬

米FDAは7日アルツハイマー病(AD)新薬として「アデユヘルム」(バイオジェン・エーザイ)を迅速承認しました。本剤の臨床データから有効性が証明されているのかどうか、否定的な意見もありましたが、FDAは「抗アミロイドベータ(Aβ)抗体」としての作用、Aβ減少効果から、ADへの効果が期待されると判断したもの。AD新薬の登場は20年ぶりとかで、両社の株価は急上昇しているとか。期待通りの効果が発揮されるといいですね。・・・価格は高そうですが(企業側の発表では年間コストは5万6千ドル)。

本会議には決算委、厚労委等11案件が。その中には文教委からの東京オリ・パラ大会特措法改正案も。内容は参加選手が自己の疾病の治療目的で覚醒剤を携帯して輸入すること等が出来るよう、覚醒剤取締法等に特例を設けようとするもの。IOC等の要請を受けての案件ですが、ADHDに用いられる経口剤アデラール(有効成分はアンフェタミン)が対象とか。乱用問題は起こらないですよね。立民共等の反対もありましたが可決成立しました。

本会議終了後の勉強会(水正会)での講演者は手代木社長(塩野義)。テーマは当然コロナワクチン関係となります。言葉の端々から自社開発についての強い信念・自信が感じられます。国内医薬品産業振興の環境整備は政治村の担当ですが、企業村もガンバレ!。