2月6日 国公立大・出願状況

文科省は締切り日の3日10時時点での国公立大2次試験出願状況を発表しました。出願者38万7085人で、倍率は3.9倍。前年同時点より0.1ポイント低いそうです。18歳人口の減少もその一因かもしれません。  薬学部を見ると、国立大は、京大2.7倍、阪大2.9倍、千葉大(前期6.3倍、後期19.2倍)、富山大(前期4.5倍、後期20.4倍)、九大(前期2.8倍、後期14.4倍)等、ちなみに東大(薬学部の属する)理科2類は4.3倍です。公立大は、前年度同様、和歌山県立以外は中期試験が採用されており、名古屋市大15.0倍、静岡県立12.6倍、等となっています。 2014年度をピークとし、2021年度まで7年連続して志願者数・受験者数ともに減少していた薬学部(国公立大、私立大とも)は、2022年度突然増加に転じました。2022年度の変化点はもう1つ。志願者数、入学者数とも男性が多数を占めていた4年制コースにおいて、私立大の入学者数が、女性340人、男性325人と、わずかながら逆転したことです。たまたま?あるいは何かの理由で?。今年はどうなのか?。その状況も気になります。
前期試験は25日から、中期は3月8日から、後期は3月12日から。受験生の皆さん、最終コーナーです。最善の努力を!。
コロナ禍の影は薄くなりつつあるようです。大量に備蓄した政府購入ワクチンは、有効期限を迎え、廃棄処分が噂されています。「マスク」の二の舞でしょうか?
製薬各社の対応にも変化が見えます。RNAワクチン等で売上げを急増させていたファイザー社は、今年の売上予想を30%減の670~710億ドルに、コロナワクチンや治療薬は60%減の215億ドルに。ワクチン1回分価格110ドルを130ドルに、とのことです。ロシュ社は、23年ロナプリーブ、検査キットの売り上げが50億スイスフランに落ち込む、と予想しています。田辺三菱製薬は昨年2月カナダ政府から植物バイオによる新ワクチンの承認を得ましたが、今般カナダの製造子会社・メヂィカゴ社からの撤退を決めたとのこと。 その一方で、第一三共は、今年承認申請をしたRNAワクチン2千万回分の製造体制を国内で整備するそうです。・・・新薬開発等・科学技術の国際競争力強化も大事、経済安全保障も大事。政府のかじ取りは?